訃報、カール・マルデン (Karl Malden) さん97歳=米男優
(2009.7.1)

アカデミー助演男優賞俳優、カール・マルデンさんが2009年7月1日、 午前2時半頃、ロサンゼルスの自宅で就寝中に死去した。97歳。

カールは1912年3月22日生まれ、インディアナ州ゲーリー出身。 鉄工所の職員と教師を経て、シカゴの演劇学校に入学。

1938年にニューヨークで 舞台俳優としてデビューし、40年代には映画「They Knew What They Wanted」 でブレイクした。

第二次世界大戦中には 米陸軍に入隊。51年にテネシー・ウィリアムズの代表作「欲望という名の電車」の ニューヨーク公演に出演し、注目された。
エリア・カザン監督による同作品の映画化(51年)でマーロン・ブランドと共演し、 アカデミー賞助演男優賞を受賞。同監督の「波止場」(52年)にも ブランドとともに起用され、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたほか、 映画『ベビイドール』ではイギリスアカデミー賞男優賞にノミネートされている。

テレビでも「The Streets of San Francisco」(72-77年)で マイケル・ダグラスと共演し、エミー賞に4回ノミネートされた。 85年にはベストセラー小説のテレビ化「Fatal Vision」でエミー助演男優賞を獲得。

「Don't leave home without it(出かけるときは忘れずに)」の 広告コピーで有名なアメリカン・エキスプレス・カードのCMでも知られた。

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