訃報:米映画俳優ジャック・パランス氏が死去

(2006.11.10)
 米映画俳優ジャック・パランス(Jack Palance 本名Vladimir Palaniuk 1919年2月18日生)が、 米カリフォルニア州南部モンテシトの自宅で、11月10日老衰で死去、87歳。

 ジャック・パランスは、 ペンシルベニア州出身。ウクライナ系移民の家庭に育った。

 プロボクサーを経て、第2次世界大戦に空軍に入隊したが、 搭乗した爆撃機の火災で顔を負傷し整形手術を受ける。

 戦後、演劇を学び、1950年に映画デビューし、1952年の「突然の恐怖」と、 翌年の「シェーン」で無慈悲なガンマンを演じ、アカデミー
助演男優賞にノミネートされる。

 50年代後半は、異色戦争アクション『攻撃』に主演。 売出し中のアンソニー・パーキンスと共演した『ロンリー・マン』もヒット作となる。

 以降は、残忍な悪役ばかりではなく、精悍な指揮官役やクセのあるヒーローなど、 他の俳優が演じられないような難しい役柄をこなしていく。

 「シティ・スリッカーズ」(1991)で アカデミー賞助演男優賞。日本でも放映されたテレビドラマ「刑事ブロンク」にも主演した。


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