日川渓谷・竜門峡

 景 徳 院 〜 栖 雲 寺

(2006.11.13)

 2005年11月1日の市町村合併で 山梨県塩山市・勝沼町・大和村が市町村合併、甲州市となった。  旧大和村を流れる1級河川の日川、 その日川の甲州市大和町田野地区から天目地区にかけてを竜門峡と呼んでいる。

 東京・高尾からJR中央本線、普通電車で約1時間、笹子トンネルを抜けると 甲斐大和駅に到着。ここから渓谷沿いに歩いて栖雲寺まで9キロ、 標高差で約400メートルの登りだ。
  少し行くと左手に浄土宗・北星山西光寺。

 右手を遠く望むと国道20号線(甲州街道)の 上り方向に笹子トンネルが見える。

 上空にはジェット機の飛行機雲が東から西へ。

 この辺りで馬が急死したのであろうか、狭い路肩に 「馬頭観音 馬方一同」の碑が。

 日川渓谷を北川から南岸に渡ったところに 鳥居畑古戦場跡の碑。

 説明文に「この地まで主君に尽くしてきた武田の家臣が、小勢で織田徳川勢 数千人と激しく抗戦して敗れた武田家最後の激戦地」とある。

 天正10年(1582)3月11日のことだ。

 古戦場辺りの渓流の流れは穏やか。
  
 しかし、上流に発電所がなかったその昔は、水量も豊富であっただろう。
 この流れに勝頼夫人の侍女16人が、敵に追い詰められ自刃して身を投じたと伝えられている 「姫ヶ淵」。今では興ざめなバテレン風の碑が建っている。


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