長野県小布施町

    (2002.8.20)


小布施(おぶせ)は、1980年代後半からの 町おこしで、それまで素朴さ漂う田舎町だったのを、和風の街並みづくりに取り組んだ。

受け継いできた京や江戸の文化を、現代の都市に取り入れ調和させている。

小布施村の豪商・高井熊太郎の四男、高井鴻山(たかいこうざん 1806-1883)は、京都九條家 ほか飯山藩の御用達を務める代々の素封家。15歳より京都や江戸へ遊学、当代一流の師について 儒学、絵、書などを学んだ北信濃きっての文化人・・・と記されている。

このため江戸時代の天才絵師、葛飾北斎を生涯4回、小布施に招き、滞在中に描いた肉筆画が 今も残っている。

「北斎館」、「高井鴻山記念館」、北斎・正則・一茶ゆかりの古寺「岩松院」などとともに、 栗の産地としても知られている。

こうした観光案内に従うのもいいが、それをちょっと外れた、それこそ飾りっけのない素朴なところを 探索するのも楽しい。

ひとつは、「中野土びな館」、もうひとつは国の重要文化財 「浄光寺雁田山薬師堂」

      

inserted by FC2 system