喜　多　院

↑　多宝塔

↑ 本堂・慈恵堂 　喜多院は古く奈良時代にまでさかのぼるかもしれない。 平安時代、天長７年（８３０）勅願所が創建され、本尊阿弥陀如来等を祀り無量寿寺と名づけられた。 　元久２年（１２０５）兵火で炎上、永仁４年（１２９６）伏見天皇が再興せしめられたとき、 慈恵大師（元三大師）をお祀りし、関東天台の中心となった。 　正安３年（１３０１）後伏見天皇が東国５８０ヶ寺の本山とし、 後奈良天皇は「星野山（せいやさん）ー現在の山号」の勅額を下した。 　家康は天海僧正の意見によって寺領等を下して工事を命じ、仏蔵院北院を「喜多院」と改めた。