町田市山崎町の一角にある“かたかごの森”は、
雑木林から消え去ろうとする
カタクリの群落や貴重な野草を大切に守るため作られた。面積 5,628平方メートル。 カタクリは万葉の昔「堅香子(カタカゴ)」 と言われ、日本古来より人々に親しまれてきた代表的な野草。 『もののふの八十おとめ等が汲みまがふ 寺井の上の堅香子の花』 大伴家持(万葉集巻十九) |
カタクリ [片栗] ユリ科の多年草。林下に生じ、早春、二葉を開く。 葉は楕円形で厚く、紫斑がある。 葉にやや後れて長い花茎の先に紫紅色のユリに似た花を一個下向きにつける。 根茎は白色・多肉の棒状で澱粉を蓄え、片栗粉にする。 古名、カタカゴ・カタカシ。カタコ。 |