我が家の“エビネ園”

  今年も我が家の“エビネ園”にエビネ4種が咲きました。 “エビネ園”と言っても、当方より2メートルほど高い西隣との境にある自然の斜面です。
 その上空には雑木の小枝がが伸びていて、 適度な日陰を作っているのがエビネにとって好都合なのでしょう。
 ほんの1メートル四方のところに、黄色と白、それに赤みがかったのが2種、 室内から西の窓の下に見ることができます。


エビネ
[海老根、蝦根]

 ラン科の多年草。林床に自生する。
 根茎に節があり、その形をエビにみたてる。 葉は二〜三枚根生し、長楕円形で、縦ひだがある。
 5月頃、花茎を出し、紫褐色または赤褐色で唇弁の白い花を10個ほどつける。
 観賞用に栽培され品種も多い。


<大辞林>

  チェーンレストランが出現したころ、店に入ると「○○へようこそ」と言われた。“Welcome ○○ ”の 直訳だろう。その後、多くのレストランでは「いらっしゃいませー」から始まって、 「以上でご注文のホウはよろしいですか」など、言葉だけでなく抑揚まで、 どこも、ここもみんな同じになってしまった。

 米国は多民族、多言語国家だからそうせざるを得なかったのだろうが、 日本人も挨拶から言葉遣いまで、すべてマニュアル化しておかないと、若い人が使えなくなったのか。

 一家そろっての外食はそれなりに楽しいが、ウエイトレスの応対が同じ、食べるものも同じ、味付けも同じ。子どもは家で作ったものより外での一様の味付けを好む。 “お袋の味”は、もはや無くなり、何もかも画一化されてきた。 微妙な味覚の違いが分かる日本人はいなくなってしまわないか。

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