OK牧場の決斗

<Gunfight at the O.K.Corral>  (56年)

<スタッフ>
製作
 監督
原作
 脚色
撮影
美術

作曲指揮



<キャスト>
ワイアット・アープ
ドク・ホリディ
ローラ・デソポー
ケイト・フィッシャー
リソゴ・キッド

ハル・ウォリス
ジョン・スタージェス
ジョージ・スカリン
レオソ・ウーリス
ヨーク・スカリン
チャールズ・ラング・JR
ハル・ペリーラ
ウォター・タイラー
ディミトリ・ティオムキン
フランキー・レイン


バート・ランカスター
カーク・ダグラス
ロンダ・フレミング
ジョー・ヴァン・フリート
ジョン・アイアランド
 西部一のピストルの名手として知られていた保安官ワイアット・アーブが 医者からやくざに身を持ち下したドク・ホリデイの助太刀をえて、夜明けの OKコーラルにクラントン一家6人と死闘をまじえた事件は、西部の歴史に 語りつたえられている有名な事件で、ジョン・フォードもこれを「荒野の決 闘」で映画化している。
 「OK牧場の決闘」は「バラの刺青」「旅愁」「カサプラソカ」 などの名製作者ハル・B・ウォリスがおなじ題材をさらに慎重な企画によって映画化した 超特作で前作よりも史実に忠実なえがきかたで興趣をもりあげているところに特色がある <BR> ワイアット・アーブに「バラの刺青」「雨を降らす男」のバート・ランカスター、ドク ・ホリデイに「探偵物語」「赤い砦」のカーク・ダグラスという当代随一といっていい適材 適所のおもしろさも見のがせない。 <BR> 共演者たちも「エデンの東」「バラの刺青」のジョー・ヴァン・フリート、 「ミズーリ大平原」「風雲のバビロン」のロンダ・フレミング、「赤い河」「赤い山」のジョン・アイアランド、 「ジャイアンツ」「雨を降らす男」のアール・ホリマン、「カーニバルの女」「ローン・レンジャー」の ライル・ベトガーなど多彩な顔ぶれである。
 監督は「ブラボー砦の脱出」「日本人の勲章」の俊鋭ジョン・スタージェス、カメラは 「麗しのサブリな」「ララミーから来た男」の名手チャールズ・ラソグ・ジュニア、音楽 は「真昼の決闘」「ジャイアンツ」のディミトリ・ティオムキン、「真昼の決闘」とおな じくフランキー・レーンが主題歌をうたって聞かせている。題材といい、製作規模といい 配役といい、すべての点に絶大な興味がつながれる西部劇大作である。
 <物語>  フォート・グリフィソ町のシャンシーの酒場に人相のわるい男が3人入ってきた。そのなかの1人 はエド・ベイリー(リー・ヴァンクリーフ)と呼ぶ殺し屋で、この町にいる男に恨みがあつて殺しに きたのだった。
 恨まれている男はドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)と呼ぶ流れ者で、もとは歯医者であったが 酒に身を持ちくずし、いまはバクチ打ちになっていた。
 ドクはエドが町にきたことを知ると、大胆にもみずからジャンンシーの酒場にのりこんできた。エド に背を向けてカウンタ一にもたれていたドクは、バーの鏡にうつったエドの手が腰のピストルにのびた のを見のがさなかった。エドのピストルが鳴るより早く、ドクの懐ろから鋭いナイフがとび出してエ ドの胸にささった。エドは心臓を刺されてその場に倒れた。
 闘いは明らかに正当防衛であったが、町の人々にきらわれていたドクはホテルの一室に監禁される ことになつた。
 ドクの情婦ケイト(ジョー・ヴァソ・フリ−ト)はドクが町の人々のリソチにあうの をおそれて、たまたま町に来合わせていたドッジ・シティの保安官ワイアット・アープ(バート・ラ ソカスター)に助けてくれ" と頼んだ。アープもリソチには反対だったので、その夜、ドッジ・シ ティにもどる前にドクをホテルから救い出した。
 ドクはケイトが用意していた馬にまたがると、「お礼はドッジ・シティでするぞ!」と云って、闇 の中に走り去った。ドッジ・シティにもどったアーブを、さまざまのできごとが待ちかまえていた。
 (126分)

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