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語らざる男＜Operation Secret＞ （52年） |
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＜スタッフ＞ 製作 監督 原作 脚色 撮影 美術 音楽 編集 ＜キャスト＞ ピーター・フォレスター マルセル・プレヴァー軍曹 マリア ラトレック少佐 アルマン大尉 |
ヘンリイ・ブランク リューイス・シイラー アルヴィン・ジョセフィ ジョン・ツウイスト ジェイムス・R・ウェッブ ハロルド・メドフォード テッド・マッコード レオ・K・クーター ロイ・ウェッブ クラーレンス・コルスター コーネル・ワイルド スティヴ・コクラン フィリス・サクスター カール・マルデン ポール・ピセルニー |
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ニューヨークのパラマウント劇場で公開された際、その題材の奇抜な事から批評家間に
非常なセンセーションを捲き起した映画で、この作品は第二次世界大戦の際米国戦略施設局員
だった海軍中佐ピーター・オーティズの体験に示唆されたものである。
オーティズの戦時中のスパイ活動は米国と同盟国だった二、三の国家間のデリケートな
外交関係を顧慮して空しく公文書綴中に埋もれていたのを、この映画で世に出る様になったもので、
その示唆に基いて「銃の後に立つ男」のジョン・ツウイストとヴェテラン、アルヴィン・ジョセフィとの
書卸し原作を「フェザー河の襲撃」のジェイムス・R・ウェッブと俊鋭ハロルド・メドフォードが
エピソード風に共同脚色したものである。
製作は「黄金」「摩天楼」等近くは「八人の男を殺した女」で有名なワーナーの至宝 ヘンリイ・ブランク、監督は「敵前上陸」の気鋭リュイス・シイラーで戦争の断片が手際よく グラフ風に綴られ第二次大戦中に暗躍したレジンタンス闘士の一国中に起つた事件を特異な 感覚でまざまざと示めして呉れる。撮影は写実派の巨匠で「破局」「情熱の狂想曲」のテッ ド・マッコードでスピーディなカメラを見せ「ママの想い出」のロイ・ウエップが全篇に 豪快なメロデーを送っている。 物語はスリラー味を加えて進展し劇中Ｖl号発射場面やメッサーシュミット163型 ロケット機テストの光景等、実写が入り混んで作品を一層面白いものとしている。 主演は「地上最大のショウ」「西部の二国旗」で男性美を現わしたコーネル・ワイルド、 彼は米国海兵隊員に扮して効果的な演技を見せ「明日泣き男」「白熱」のギャング・スタア、ステイヴ・コクラン、 「慾望という名の電車」でアカデミー賞を得た「私は告白する」の名優カール・マルデン、 「肉の蝋人形」の好漢ポール・ピセルニー、それ |
に紅一点として「スプリングフィールド銃」の
明眸フィリス・サクスターといった豪華多彩なメンバーである。 <物語> パリのフランス秘密警察本部に集っているのは米国で自動車販売をやっているマルセル・プレヴァー、 英国外務省官吏のロビンズ、元ゲシュタポの一員で今は骨董商をしているパウエルと外人部隊の将校ラ トレックの面々で、彼等はフォレスターが戦時中フランスで仲間の秘密結社員アルマンを殺した事件の参 考人として召喚されているのである。 証言はナチがフランスを征服していた頃に遡って行われる。当時外人部隊の少佐だつたラトレツクは フォレスターと共に仏軍アルマン大尉とプレヴァー軍曹に拳銃で嚇かされ、政府の命令に服従してナチ スに降服しろと強いられるが、その後一僧侶の手引でラトレックとフォレスクーは収容所から脱走する。 英国へ逃げてアメリカ海兵隊に入隊したフォレスターはダンカンやザブレスキイと共に連合軍の爆撃 を被つたドイツ工場の被害程度を無電で報告する使命を帯びて、敵地の後方シュワインフルトに落下傘 で降下する。その際ザブレスキイは射たれ無電器は破壊されるが、ダンカンとフォレスターとは空中か らシュワインフルトの放送局を爆破し、かねて打合せてあった信号をロンドンに送る。 ２人は後刻ゲリラの集る酒保で再会を約して別れる。ゲシュタポのパウエルはフォレスタクーを 怪しいとにらむのでダンカンはパウエルの張った罠にマンマと引っ掛って捕まるが、 フォレスターは一尼僧の機転で難を免れ、その尼僧と共にフランスに逃げる。 彼女は実は尼僧ではなく、ゲリラの一員として活躍しているマリアだと始めて本性を明かす。 ・・・ (108分) |