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攻 撃＜Attack！＞ (56年) |
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＜スタッフ＞ |
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此の映画は、今次大戦パルジ戦斗で敵の背後に釘づけにされた "臆病な狐" 〟と呼
ばれる歩兵部隊の、実際に遭遇したリアルな物語をノーマン・A・ブルックが、ブロ
ードウェイに於て上演、更にジェームス・ポオが脚色して、現在ハリウッドで最も
独創的な若い製作者ロバート・アルドリッチが、彼の独立プロ "アシシエイト・アンド・
"アルドリッチ″の第2回作品として製作監督した作品である。、
なお此の作品は本年８月、ヴェニスで開催された国際映画祭に於て、イタリー批評家大賞 "パシネッティ賞" を授与された。因みにアルドリッチの第１作「大きなナイフ」 は、昨年銀獅子賞をうけており、連続２年の受賞に輝いている。 製作監督者ロバート・アルドリッチのハリウッド生活は14年間になるが、監督になってから ３年、此の映画は彼の第６番目の作品に当る。 彼は1918年ロードアイランドに生まれた。ヴァージニヤ大学卒業後直ちに結婚、花嫁と共にハリウッド に行き、ＲＫＯを振出しに独立プロに入り、シャン・ルノワール、ルイス・マイルストーン、 ウィリアム・ウエルマン、レスリ・フエントンと云った有名監督のアシスタントとして働いた。 此の間に体得したものが、今日の彼を育てる重要な要素となっている事は疑いない。 その後テレビに転身、20本の作品を演出して再び映画界にカム・バック、ヘクト・ランカスターブロに 協力して〝キッスで殺せ！" 、そして空前のヒット作 "ヴェラ・クルス" を発表した後、プロダクションを 主宰して今日に至っている。 | <物語>
第二次大戦中のヨーロッパ戦線――1944年厳冬。
敵トーチカの奪取に向った「フラジール・フォックス」隊のＣ分隊は独軍の機関銃と臼砲に釘ずけにされた。
分隊長はコスタ中尉（ジャック・パランス）に対し援軍を送ってくれと連絡をとった。
コスタは部下の危急を案じながらも彼の部下も釘付けにされているので、携帯無線で 中隊本部のクーニイ大尉（エディ・アルバート）に、Ｃ分隊に対して25名の求めた。 クーニイは拒絶し、Ｃ分隊の兵は敵の砲火の前に潰滅した。 その後、ベルギーの一寒村でクーニィは友人のバートレット中佐（リー・マヴィン）を待っていた。 副官である20代の好漢ウードラブ中尉（ウイリアム・スミザーズ）も其処にいた。４人の将校が集ったらポーカーをやろうとしていたが、 コスタが来ないので、ウードラフが迎えに立った。中佐とクーニイは同郷リヴァヴューの出身であるばかりか、 中佐はクーニイを大尉に昇進させた男で、今またクーニイに感状を与えようと考えていた。と云うのはクーニイの父親の「判事」がリヴァヴユー 一帯の政治的な有力者で、中佐が政治的な野心を持っているからだった。彼はその権限内でクーニィに対して出来るだけの 事をした。 ウードラフはコスタを見付け、コスタがクーニイに対して反感を抱いているのを知りながらも、ポーカーに加わるように すすめた。ウードラフはコスタに、「中佐にクーニイの転任をうながす積りだ」と云う彼の計画を伝えた。 ゲームの最中、コスタは中佐の面前でクーニイに針を含んだ言葉を浴せ、・・・ (108分) |