日曜はダメよ

<Pote Tin Kyriaki>  (Never on Sunday)  (60年希)

<スタッフ>
製作・監督・原作・脚色
撮影
音楽

<キャスト>
イリヤ
ホーマー
トニオ

ジュールス・ダッシン
ジャック・ナットー
マノス・ハッジダキス


メリナ・メルクーリ
ジュールス・ダッシン
ジョージ・フォンダ
 ギリシャのピレウスに住む娼婦イリヤと、ギリシャ研究者でギリシャの全てをこよなく愛する アメリカ人旅行者ホーマーとの物語である。
 「掟」のジュールス・ダッシンが監督・原案・脚本を担当したギリシャを舞台とする喜劇。 撮影を担当したのはジャック・ナットー。音楽をギリシャ人のマース・ハジサキスが受けもっている。
 出演するのは主人公を演じるダッシン自身のほか、「掟」のメリナ・メルクーリ、 ジョージ・ファウンダス、ティトス・ヴァンディス、ミツォス・リグィーゾス、 デスポ・ディアマンティドゥなど。


 <梗概>  ギリシャの港町ピレウスはゴキゲンな町…景色も、空気の味も、陽の光も オール・ゴキゲン。 でも何てたって最高にゴキゲンなのは女の子さ。例えば、ホレあすこへ来た金髪娘、 まぶしい陽の光の中でサラリと服を脱いじゃった……港中の男たちは一せいにジーンとしびれちゃった。 全くスゴイ曲線です。
 ザブン!……曲線が青い海にとび込んだ音……つづいて、ドボン!ジャポン!ゴボン! 曲線を追いかける男たちのとび込む音。ムリもない、彼女ったら、「ヤーイ、ド
レイども。仕事なんかやめて泳いだらどうだい!」なん てソソノカシたんだからね。  ピレウスってのはこんなトコ……そして彼女こそはこのゴキゲンな映画の主人公イリヤなんです。
 折しも入港の外国船から下りたった一人のアメリカ男、その名はホーマー。 首にカメラをいくつもブラ下げた恰好はあまりパッとしないけど、彼がギリシャにやって来たのは イニシエに栄えしギリシャ文明いかにして衰えしか″という立派な研究目的があっての事でした。
 先ず最初、音楽酒場に見学に来たホーマー君。酔ってゴキゲンに踊っていた町の男どもと、 言葉の通じぬ悲しさからつまらぬ誤解がもとでナグリ合いをおっぱじめ、あわやTKOというとき、 割って入ったのがイリヤです。意外や彼女は英語がペラペラ。たちどころに双方の誤解をとき、 万事丸く収まりました。仲直りして見れば皆いい奴ばかり、おまけにギリシャ美人と 知り合ってホーマーは有頂天。この美女こそはギリシャ美の代表。研究すべし″と考えちゃったんです。
 ところがその彼女、英語ばかりか、フランス語、イタリー語、ロシア語……なんでもござれ。 どこで習ったかとたずねれば、いともヘイチャラでイワク。「ベッドの中でよ」 ・・・    (91分)

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