飛べ!フェニックス<The Flight of the Phoenix> (65年) |
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<スタッフ> 製作・監督 原作(小説) 脚本 撮影 美術 音楽 編集 <キャスト> フランク・タウンズ ルー・モラン ハリス中尉 ハインリッヒ・ドーフマン トラッカー・コッブ クロー ワトソン軍曹 医師ルソー スタンディッシュ ベラミー |
ロバート・アルドリッチ エルストン・トレヴァー ルーカス・ヘラー ジョセフ・ビロック ウィリアム・グラスゴー フランク・デ・ボル ミカエル・ルチアノ ジェームズ・スチュアート リチャード・アッテンボロー ピーター・フィンチ ハーディ・クリューガー アーネスト・ボーグナイン イアン・バネン ロナルド・フレイザー クリスチャン・マルカン ダン・デュリエ ジョージ・ケネディ |
サハラ砂漠に不時着した輸送機の乗員が死地から脱出するまでの1箇月の苦斗をテーマとする
エルストン・トレパーの小説「フェニックス号飛行」の映画化で、
製作、監督ロバー卜・アルドリッチ、脚色ルーカス・へラー、
作曲フランク・デ・ボル、撮影ジョセフ・ビロックなど、いずれも「ふるえて眠れ」のスタッフで固めている。
ロケはカリフォルニア砂漠であるが、撮影中、アメリカの有名なスタント・パイロット (曲技飛行家)ポール・マンツが飛行事故で脂肪した。 主演者は「シャイアン」「ポクいかれたよ」のジェームス・スチュアート、 「バタシの鬼軍曹」のリチャード・アッテンポロー、「女が愛情に渇くとき」のピー夕ー・フィンチ、 「ハタリ」のハーディ・クルーガー、「マーティ」「バラパ」のアーネスト・ボーグナイン、 「偽りの花園」のダン・デュリエ、「ロード・ジム」のクリスチャン・マルカンである。 <梗概> アラビア石油空輸会社所属の輸送兼旅客機が、サハラ砂漠のある採油地から基地へ帰る途中、 砂あらしに遭遇し、不時着する。乗員は操縦士フランク・タウンズ、航空士ルー・モランであった。 機体が砂漠に突っこんでから、荷おろしを始めると乗客の中に2名の死者と1名の負傷者を出す。 パイロットのフランクは、事 | 故の一切の責任をとる決心をする。
乗客の中にイギリス陸軍大尉ハリスと部下のワトソン軍曹がいる。
ワトソン軍曹は上官に対し根深い反感をもっている。
その後、数日を経たが、救援隊が来ない。輸送中の乾燥ナツメと小量の飲料水が命の糧となる。 待ちこがれた救いの手が来ないと、遂にシビレを切らしたハリス大尉は、最寄りのオアシスを探しに行くことになる。 乗客の1人で小猿をもっているカルロスという男は、採油夫のベラミーに小猿を預け、 ハリス大尉のお伴をする。ノイローゼのため帰国することになった採油夫長トラッカーも2人の跡を追ったが、 やがて死体となって発見される。 乗客の1人ハインリッヒ・ドーフマンは年若い飛行機のデザイナーである。ハインリッヒはフランクに、 人手と機材さえあれば、こわれた飛行機から新しい小型の単発機を組立てることができると説く。 ジェームスはペラつきの飛行機乗りとして年期をいれたベテランのパイロットである。 彼の心の中にはジェット時代に順応できないものがある。だから青ニ才のハインリッヒがひけらかす理論が カンにさわるのである。ハインリッヒは頭はいいが、フランクに納得させる如才なさに欠けている。・・・ (142分) |