ハスラー

<The Hustler>   (61年)

<スタッフ>
製作・監督
原作

脚色

撮影
美術

音楽
編集

<キャスト>
エディ・フェルソン
ミネソタのデブ
サラ・パッカード
バート・ゴードン
チャーリー・バーンズ

ロバート・ロッセン
ウォルター・ティービスの
   小説「ハスラー」より
ロバート・ロッセン
シドニー・キャロル
ジーン・シャフトン
ハリー・ホーナー
アルバート・プレナー
ケニヨン・ホプキンス
ディーディー・アラン


ポール・ニューマン
ジャッキー・グリーソン
パイパー・ロウリー
ジョージ・C・スコット
マイロン・マッコーミック
 ウォルター・ティービスが書いた有名な小説「ハスラー」の映画化で「日のあたる島」や 「コルドラへの道」を手がけたロバート・ロッセンが製作、監督、脚色した。
 監督ロバート・ロッセンは1908年3月、ニューヨーク生れで、ニューヨーク大学卒業後、 劇作、舞台演出家を経て1939年に脚本家として映画入りし、1946年に監督となった。 前記の他に「マンボ」「アレキサンダー大王」などの作品があり、49年に出した ALL THE KINGS MEN は アカデミー賞を獲得した。
 なお、題名の「ハスラー」という言葉は、この映画では、 いいカモを相手に玉つき賭博をして稼ぐ男のことで、同じ意味で POOL SHARK(撞球場のサメ)というスラングもある。
 音楽は「嵐の季節」のケニヨン・ホプキンスが担当し、ジーン・シヤフトンが撮影した。
 主演者は「孤独な関係」「栄光への脱出」のポール・ニューマン、コメディアンとして、 又、バンド・マスターとして斯界に名高いジャッキー・グリーソン、「奥様はジャズがお好き」の パイパー・ロウリー、舞台出身で「或る殺人」に出演したジョージ・C・スコット、 「軍曹さんは暇がない」のマイロン・マッコーミックである。

 <梗概>  15才でハスラー(撞球賭博師)として身をたてることを思いついたエディ・フェルソンは、 マネージャーのチャーリーと共に地方の撞球場をまわってはいいカモを探していた。
 今やエディは自己のハスラーとしての実力を絶対に無 敵なものと信じこんでいた。
 自他共に一人前の勝負師として許すエディは、或る日、チャーリーと一緒に訪れた撞球場で、 シカゴの名うてのハスラー「ミネソタのデブ」の噂を聞く。
 かねがね「ミネソタのデブ」の非凡なハスラーとしての名声を耳に入れていたエディは 俄然ファイトを燃やして、彼との一騎打を決心し、夕刻8時には必ず姿をあらわすという「ミネソタのデブ」を 撞球場で待ち受けて挑戦した。
 勝負はポケット式玉突きで、延々36時問にわたる白熱したゲームになった。
 お互いに噂で相手を聞き知った同志。
 「ミネソタのデブ」はエディの見事なプレーに内心舌を巻いた。
 エディも又「ミネソタのデブ」の太っ腹な巧妙な技に感嘆の声をあげたのだった。
 勝負は前半殆んどエディが勝ちっばなしだった。
 しかしマネージャーのチャーリーの忠告をしりぞけて酒を飲みながら図に乗って勝負をつづけた彼は、 24時間後から逆転され、夜半は場数を踏む老巧な「ミネソタのデブ」のペースにまき込まれ、 有金の殆んどを奪われる破目に陥ってしまった。
 精根つきたエディに睡魔と酔いが襲いかかり彼は床に倒れた。そんなエディを尻目に「ミネソタのデブ」は ゆうゆうと引き揚げていった。 ・・・  (134分)

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