4次元の情事<Love in 4 Dimensions> (64年伊仏) |
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<スタッフ> 製作 脚本 音楽 |
ルチアノ・カッタニア ブルーノ・バラッティ ジャンニ・プッチニ マッシモ・ミーダ ミーノ・ケリーニ フランコ・マンニーノ |
太陽の国イタリヤは、夜も昼もお盛んなことである。男と女のあるところ、お話と、
お楽しみの種は尽きないらしい。そのものズバリで、しかもユーモラスな、
どこか泥臭くてしかも酒落ている、イタリア物お色気の楽しさやおかしさがいっぱいな作品である。
恋とアルファベット、恋と人生、恋と芸術、恋と死を語る、四つのストーリーは、 「かくしカメラの眼」を監督したマッシモ・ミーダ、ブルーノ・バラッテイ、ミーノ・ケリーニ、 ジャンニ・プッチニの4人が書き、彼らのうち、マッシモ・ミーダ、ジャンニ・プッチニ、 ミーノ・ゲリーニの3人と、ジャック・ロマンが監督に当った。 撮影担当は、「ベニスと月とあなた」「世界の夜」などのトニノ・デリ・コリはじめ、ダリ・オ・デ・パルマ、 カルロマ・デ・パルマの3人で、「海賊魂」「シーザーの黄金」などのフランコ・マンニーノが音楽をつけた。 主なる出演者は、「戦場を駈ける女」「祖国は誰れのものぞ」などのカルロ・ジュッフレ、 「放浪の剣豪」「夏物語」などのシルバ・コシナ、「ひとりローマと戦う」「第四の性」などのフィリップ・ルロワ、 「太陽の下の18才」「恋のなぎさ」などのファブリツイオ・カブッチ、「血とバラ」のアルベルト・ボヌッチ、 「ピアニストを射て」「俺は知らない」などのミッシェル・メルシエなど。 (105分) <梗概> 〔第1話〕恋とアルファベット 監督: マッシモ・ミーダ 撮影: ダリ・オ・デ・パルマ <キャスト> ジェルランド:カルロ・ジュッフレ スージー: フランカ・ラーメ 運転手: カルロ・バーニョ イタリアのミラノ。シチリア生まれのジェルランドが来た。 マリエッタという許婚者を訪ねて来たというが、当の本人は既に人妻。 ・・・ |
〔第2話〕恋と人生 監督: ジャック・ロマン 撮影: トニノ・デリ・コリ <キャスト> 妻: シルバ・コシナ 夫: ガストーネ・モスキン 女中: フランカ・ボレセロ 妻には愛人があったが夫も愛人がいた。妻は夫の愛人の住所もつきとめてある。 何とか別居をしたい妻だが、夫はその話には乗って来ない。・・・ 〔第3話〕恋と芸術 監督: ジャンニ・プッチニ 撮影: カルロマ・デ・パルマ <キャスト> フランコ: フィリッブ・ルロワ 妻: エレマ・マルティーニ 男秘書: ファブリツィオ・カブッチ : アルベルト・ボヌッチ 映画脚本家のフランコは若い妻とのオツトメが過ぎて、シナリオ執筆に手がつかない。 妻にも夫が書けないワケがわかって、シナリオ完成までは娘を宣言し、男性秘書を雇って夫に協力した。・・・ 〔第4話〕恋と死 監督: ミーノ・ケリーニ 撮影: トニノ・デリ・コリ <キャスト> ベッティ: ミッシェル・メルシエ マテオ: アルベルト・リオネロ 最愛の妻をなくしたマテオが妻の墓前で泣いていると、喪服の女ベッティが仮の墓標の前で悲しみのあまり失神するのを見て助け起こし、 彼女のアパートに連れて行った。・・・ |