女と男のある限り<Das Grosse Liebesspiel> (63年独) |
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<スタッフ> 製作 監督 脚本 撮影 音楽 <キャスト> コールガール 学生 校長の若夫人 校長 社長女秘書 社長 社長の前夫人 フランス娘 イタリア人 女優 |
アルフレット・ワイデンマン チャーリー・ニーセン ヘルベルト・ライネッカー ゲオルク・ブルックバウァー チャーリー・ニーセン ヒルデガルト・クネフ トーマス・フリッチュ アレクサンドラ・ネチュワルト マルティン・ヘルト ダリア・ラビ ピーター・ヴァン・アイク ナージャ・テイラー ダニエル・ゴーベール アンジェロ・サンティ リリー・パルマー |
恋して、口説いて、浮気してと、紳士淑女が、朝・昼・晩に織りなす愛のテクニックの数々を、
酒落たタッチで知られる「アフリカの星」の巨匠アルフレット・ワイデンマンが、
ドイツ・フランス・イタリアから十数人の大スターを集めて作り上げた楽しい作品である。
出演は女性軍に、リリー・パルマー(モンパルナスの灯)、ヒルデガルト・クネフ(三文オペラ)、 ダリア・ラビ(青い波紋)、ナージャ・テイラー(火刑の部屋)、アレクサンドラ・スチュワルト(危険な関係)、 ダニエル・ゴーベール(あしやからの飛行)等、それぞれ、美貌、新鮮、妖艶を競って愛のテクニックを披露すれば、 男性軍は、近頃とくに渋みを増したピーター・ヴァン・アイク(誘惑の海)、甘いマスクで人気上昇中の トーマス・フリッチュ(青い波紋)、おじさまスター、マルティン・ヘルト(出口なき犯行)、 男性美のアンジェロ・サンティと多種多様、果して此の軍配どちらに上るやら、 ヒルデガルト・クネフが歌う恋の歌声に乗ってお楽しみ下さい。 <梗概> 或る日、一人のお巡りさんが、或る期待と不安に満ちた気持で有名なコール・ガールを、 彼女の豪華なアパートに訪ねていた。 それは、警察への投書によって近所の秩序が乱れていると云う事であった。 しかし色々と尋ねているお巡りさんは、女のかもし出す妖しげなムードに、ややもすれば自分を押えかねていた。 家に入る前に感じてた期待と |
不安――どうやらそれが現実と成って表われて来た。
「あと2分で勤務が終ります」 女に答える彼の目は、最早や投書の事はなく期待にはずんで輝やいていた。バラ色の人生、 彼が其の時感じたのはそんな気持であったかも知れない。 やがて一刻の後、いきいきと駐車違反の取り締りをしている彼の姿が町に見られた。 楽しいパーティの夜、女を知らない堅物学生君が、コール・ガールと知り合った。 コール・ガールに頼んで彼の男性誕生を祝おうとする友人達の粋な計画であった。 誰れがコール・ガールを知ってたかって? あわてちゃいけない、友人の一人が親父の手帳からそっとメモして来たのだ。 やがて彼女のアパートでは愛に関するレッスンが始まっていた………オメデトウ堅物学生君、 貴方のバラ色の人生が始まったのだ。 やがて彼は堅物学生では無くなった。それは彼の学校の校長の若ごい妻と、 愛のレッスンの復習をする事に成ったからである。校長の教える音楽の時間は、彼の選択してない時間である。 そこに彼等の愛の時間が生れたのだのだ。校長が学校で音楽のタクトを振る時、校長の家では、 彼等のバラ色の音楽が奏でられるのだった。 一方校長は、彼の若い美しい妻を怪しみながらそんな事は彼女には出来っこないと自分自身を慰めていた。 ・・・ (137分) |