ズール戦争<Zulu> (64年英) |
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<スタッフ> 製作 監督 原作 脚色 撮影 美術 音楽 <キャスト> チャード中尉 ウィット神父 娘マーガレタ プロムヘッド中尉 |
スタンリー・ベイカー サイ・エンドフィールド サイ・エンドフィールド ジョン・プレブル ジョン・プレブル サイ・エンドフィールド ステイフィン・デード アーネスト・アーチャー ジョン・ベイリー スタンリー・ベーカー ジャック・ホーキンス ウーラ・ヤコブソン マイクル・ケイン |
イギリスの歴史に名高いズール戦役を、えがいた壮烈きわまりない戦争映画。
わずか百名の守備隊を以て、4千名のズール族の、襲撃を撃退した武勇物語は、 イギリス陸軍の伝統をものがたるものとして、いまだにイギリス国民の語り草になっているが、 この映画は、現地アフリカ・ロケによってその死闘をあざやかに再現した空前の戦争映画である。 ジョン・プレブルが雑誌に連載した物語から、シナリオを脚色、エンドフィールドが監督した。 製作は、エンドフィールドと主演スター、スタンリー・ベイカー。 この2人がジョセフ・E・レバインと設立したダイヤモンド・フィルムズの作品である。 主役は「ソドムとゴモラ」「エバの匂い」「リチャード三世」のスタンリー・ベイカー・ 「ベンハー」「紳士同盟」「戦場にかける橋」のジャック・ホーキンス、 「野いちご」「プレイガール陥落す」のスェーデン女優ウーラ・ヤコブソンのほか、 ジェイムズ・ブース、マイケル・ケイン以下のイギリスの腕きき俳優が出演している。 <梗概> 1879年1月、南アフリカのナタール地方で起った事実物語。 華 1月のある日、神父オットー・ウィットは娘マーガレタとズール族の集団結婚の、 踊りを見物していた。集団結婚の踊りはズール族に古くから |
伝わっているもので、
数千のズール族の戦士たちと、その花嫁が参加、はげしいエロチックな踊りであった。
ウィットはそのとき、ズール族の酋長と、平和をたもっていく方策について話し合っていた。 だが、突然、ズール族の戦士が、イギリスの駐屯部隊12百名を虐殺したというニュースが伝えられ、 はなやかな結婚踊りの会はたちまち混乱におちいった。 ウィット神父の伝導所はロークス・ドリフトにあった。そこには、わずかなイギリス軍が駐屯していたが、 ズール族が伝導所を襲うことは、必然だったので、ウィット神父は娘マーガレタとともに急いで ロークス・ドリフトに引返し、駐屯軍指揮官チャード中尉に一刻も早く撤退することをすすめた。 しかし、チャードは承知しなかった。ウィットはせめて、傷ついている兵だけでも撤退させてくれと申し入れたが、 それも拒否された。 チャードはウィット神父とマーガレタを立ち去らせ、プロムヘッド中尉と計って、 5百平方メートルの砦を死守しょうと決心した。イギリス軍は将枚8名と兵卒97名、 押しよせてくるズール族はおよそ4千名と予想された。 砦の周囲に砂袋が積み上げられた。無気味な緊張の時間がすぎていった。やがて 南方の丘から奇声が聞こえはじめた。いよいよ、ズール族が、襲ってきたのだ。 ・・・ (138分) |