素晴らしきヒコーキ野郎<Those Magnificent Men in Their Flying Machines> (65年英) |
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<スタッフ> 製作 監督 脚本 撮影 音楽 編集 <キャスト> オービル・ニュートン パトリシア・ローンズレー リチャード・メイズ ピエール・デュボア エミリオ・ポンティチェリ伯爵 ヤマモト ホルスタイン大佐 ネアンデルタール人 |
スタン・マーガリーズ ケン・アナキン ケン・アナキン ジャック・デイヴィス クリストファー・チャリス ロン・グッドウィン ゴードン・ストーン アン・V・コーツ スチュアート・ホイットマン サラ・マイルズ ジェームズ・フォック ジャン=ピエール・カッセル アルベルト・ソルディ 石原裕次郎 ゲルト・フレーベ レッド・スケルトン |
飛行機発展の黎明期であった1910年を舞台に、
大手新聞社主催によるロンドン-パリ間の飛行機レースに世界中の強者を集めて開催されるレースの模様を、
ケン・アナキンが国際的スターを集めて作った豪華な大作映画。
日本からは石原裕次郎が参加し、ハリウッド映画初進出を果たした。
国民性をステレオタイプに描いた、喜劇である。
<梗概> デイリー・ポスト新聞を発行するイギリスの新聞王、ローンズリー卿が、国中の新聞編集者やジャーナリスト、 はたまたローヤル航空クラブの面々の非難の矢面に立たされた。ポスト新聞が、ロンドン―パリ間にまたがる イギリス海峡横断国際航空レースの優勝者に、10,000ポンドの賞金を贈ると発表したことに対するゴウゴウたる非難だったのだ。 レース参加資格は国に制限なく、全世界に開放された。だが、ローンズリイ卿は、熱烈な愛国心から、こう言ったのである。 「このレースで、わがイギリスが、制海権ばかりでなく、制空権も勝ちとることを、期待するものだ。」 このニュースは、一斉に世界の新聞に書き立てられ、早くも世界各地から参加中込みが届きはじめた。 そしてやがて、出場する飛行機がスタート地点のブルックリイ |
空港に集まりはじめて、
レースのムードはいよいよ高まっていった。大衆はただ息をのんで、ひたすらレースの開催日を待った。
やがて、賞金目当てのくせ者たちが集結した。離陸寸前に破れたり離陸できずに暴走したり、 とんでもないところに墜落したり…。フランス人デュボワは女の尻ばかり追いかけ、 ドイツ人ホルスタイン大佐はマニュアル人間だ。 2人がつまらぬことから決闘したがイタリア人のポンティチェリ伯爵 が妙チキリンな飛行機にのって中に入ってコトなきを得たり…。 イギリス人アーミテージ卿はズル賢くて目的のためには手段を選ばない男。 まず強敵をヤッてしまおうと、日本人のヤマモトに下剤入りの酒を呑ませようとしたが、 それを横からとった別の飛行士が呑んだ。卿は仕方ないのでヤマモトと、西部男オービルの飛行機に細工する。 レースの日。ヤマモトは卿のお蔭で離陸間もなく墜落、オービルも車輪なしで飛びたった。 結局、オービル、アメリカ人リチャード、ポンティチェリの3機で決勝を争うことになったが、 ポンティチェリ機のエンジンが火を吹きだし、オービルは空中離れ業を演じて救った。 このため一着はリチャードだったがことの次第を知り、オービルと賞金を山分けしようと申し出る。 新聞王の娘パトリシアの愛は?・・・ (138分) |