夜を楽しく

<Pillow Talk>   (59年)

<スタッフ>
製作

監督
原作

脚本

撮影
美術
作曲
音楽

<キャスト>
ブラッド・アレン
ジャン・モロー
ジョナサン・フォーブス
アルマ
ピエロー

ロス・ハンター
マーチン・メルチャー
マイケル・ゴードン
ラッセル・ラウズ
クラレンス・グリーン
スタンリー・シャピロ
モーリス・リッチリン
アーサー・E・アーリング リチャード・リーデル
フランク・デヴォール
ジョセフ・ガーシェンソン


ロック・ハドソン
ドリス・デイ
トニー・ランドール
セルマ・リッター
マーセル・ダリオ
 アメリカ、カナダ及びヨーロッパの劇場主の投票によって選ばれた1959年度の人気ベストワン、 ドリス・デイとロック・ハドソンの顔合せによるスマートなソフィスティケイテッド・コメディ。
 ドリス・デイが夫君マーチン・メルチャーと共同で主宰するアーウィン・プロ作品で、 製作は「悲しみは空の彼方に」のロス・ハンターとマーチン・メルチャー。 「ペティコート作戦」のコンビ、スタンリー・シャピロとモーリス・リッチリンの脚本から、 「シラノ・ド・ベルジュラック」のマイケル・ゴードンが演出し、「明日泣く」の アーサー・E・アーリングが撮影し、フランク・デヴォールが作曲を担当している。
 主演は「先生のお気に入り」で喜劇味を発揮したドリス・デイと 「ジャイアンツ」「太陽の谷」のロック・ハドソンで、「成功はロック・ハンターをスポイルするか」の 喜劇俳優トニー・ランドール、「水兵さんはヒマがない」のニック・アダムス、 「休畷はパリで」のマルセル・ダリオ、「裏窓」のセルマ・リッターなどが共演する。
 なお、ドリス・デイは、ジーン・ルイスのデザインによる24種のファッション・モードをみせるほか、 主題歌「夜を発しく」「私を抱いて」などを歌っている。

 <梗概>  歌謡曲の作者のブラッド・アレンと室内装飾家のジャン・モローとは、 別々のアパートに住んでいながら、電話が共同線だったばかりに、 互に敵同士だった。ジャンが電話をかけようとすると、必ずブラッドがガール・フレンドと ながながと話しこみ、悩ましい恋歌まで歌っているのだ。ジャンはカンカンに怒って、 電話会
社に文句を云って専用線を申込んたがらちがあかない。彼女はやむなく、 ブラッドに30分ずつ交替で電話を使うことを申出て、彼も承知した。
 ブラッドは彼の歌曲を使ってくれるショーの金主で、金持の友人ジョナサン・フォーブスの 喧嘩相手のジャン・モローらしいことを知った。彼はジョナサンが無闇にジャンを褒めるので 彼女に興味を抱き、彼女に電話でデイトを申込んだが‥‥‥‥・
 ジャンは彼女のお得意の富豪のウォルターズ夫人の新築祝いの帰りに、 夫人の息子のトニーに誘われてナイトクラブに寄ったが、その時偶然隣席に来ていたのが ブラッドと女友達のマリーでブラッドは話の盗み聞きから、隣りにいる魅力満点の美人が ジャン・モローだと知った。名を名乗っては彼女に相手にされないにきまっている。 たまたまトニーが酔いつぶれて、ジャンが困っているのを見たブラッドは彼女に近ずくのは この時とばかり、西部から来ているレックス・ステットソンと名を偽って、ジャンに手伝い を申出て、2人でトニーをタクシーに乗せて家に帰し、彼は西部の親切な田舎者になりすましたまま ジャンを彼女のアパートに送り届けた。
 一度きっかけを掴んだブラッドは、ジャンとデイトを重ねながら、無骨なテキサス弁と 純真らしい素振りで彼女を安心させる一方,自分の地声で電話をかけて レックスなる人物を悪しぎまに罵り、彼女の反抗心をあおりたてた。 ジャンはまんまと彼の術策に陥り、反動的にレックスに心を奪われていった。そしてある日 ジャンはジョナサンの求愛を拒んで自分が新たな恋をしていると打明けた。 ・・・  (103分)

この映画の主題歌

 ドリス・デイの歌う主題歌「夜を楽しく」と共に注目されるのが、はじめて歌う ロック・ハドソンの「インスビレーション」であるが、この映画の 主題歌、曲はつぎの通りである。

★夜を楽しく=作詞作曲バディ・ペッパーとイネツ・ジェームズ  (歌)ドリス・デイ

★ロリー・ポリー=作詞作曲エルザ・ドーランとソル・レイク  (歌)ドリス・デイ
★雰囲気はいらない=作詞作曲ジョー・ルーピンとI・J・ロス  (ピアノ)ペリー・ブラックウエル

★インスピレーション=作詞作曲ジョー・ルーピンとT・J・ロス  (歌)ロック・ハドソン

★私を抱いて=作詞作曲ジョー・ルビソとT・J・ロス  (歌)ドリス・デイ

★貴方は嘘つき=作詞作曲ジョー・ルビγとT・J・ロス  (歌・ピアノ)ペリー・ブラックウエル

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