恋をしましょう

<Let's Make Love>   (60年)

<スタッフ>
製作
監督
脚本
撮影
美術

音楽

<キャスト>
アマンダ
ジャン・マーク・クレマン
アレックス・コフマン
トニー・ダントン
ジョン・ウェイルス
オリバー・バートン
デイブ・ケリー

ジェリー・ウォルド
ジョージ・キューカー
ノーマン・クラスナ
ダニエル・L・ファップ
ライル・R・ホイーラー
ジーン・アレン
ライオネル・ニューマン


マリリン・モンロウ
イブ・モンタン
トニー・ランドール
フランキー・ポーン
ウィルフリッド・ハイド・ホワイト
デビッド・バーンズ
マイケル・デビッド
 「息子と恋人」に続くジェリー・ウォルド制作のロマンチック・コメディで、 「ホワイト・クリスマス」のノーマン・クラスナが脚本を書き、「スタア誕生」「ボワニー分岐点」 「野生の息吹き」を手がけたジョージ・キューカーが演出した。
 ジョージ・キューカーは1899年、ニューヨーク生れ、演劇出身で、振り出しはブロードウェイ。 チャールス・フローマン劇団で舞台監督とマネジャーをつとめ、1920年から28年まで、ライセウム劇団の 舞台監督をした。映画入りは29年で、翌年から監督の仕事についた。前記の外に戦後「フィラデルフィア物語」 ガス燈」「魅惑の巴里」「アダム氏とマダム」等名作を出した。
 音楽担当は「無頼の群」のライオネル・ニューマンであるが、主題歌「恋をしましょう」をふくむ 5曲は「愛の泉」でアカデミー賞を得たサミー・カーンが作詞し、「我が道を往く」で、同じく アカデミー賞を得たジェームス・バン・ヒューゼンが作曲した。 なお、この外にコール・ポーターの「私の心はパパのもの」が1曲紹介される。 「紳士は金髪がお好き」のジャック・コール振付である。
 撮影は「底抜け」喜劇を手がけたダニエル・L・ファップ。
 出演者は最近「お熱いのがお好き」に出演したマリリン・モンロウ、「すずらん祭」 「掟」に出演したフランス・シャンソン歌手としておなじみのイブ・モンタン、 「夜を楽しく」のトニー・ランドール、イギリス出身の人気歌手フランキー・ポーン、 同じくイギリス舞台出身のデビッド・バーンズ、同じくイギリス舞台俳優で「六番目の幸福」に 出演したマイケル・デビッド等である。
 なお以上の外にビング・クロスビー、ジーン・ケリー、喜劇のミルトン・バールの3人が 特別出演している。
 <梗概>  ニューヨーク、現代。ジャン・マルク・クレマンは億万長者である。 クレマン家の主は代々商魂たくましく、次第にその富をふやしていったが、 当主クレマンも仲々のやり手である−色事の方でも。 世間では彼が多くの婦人に求婚し、高価な贈物をしてからポイするという評判が行われている。
 この億万長者クレマンにエルビス・プレスリーやその他芸能界の名士を配して クレマンを皮肉るレビューがある小劇場で上演されることが予定され、 そのリハーサルが目下行われているという記事が、バライエティ紙にのる。 これを見つけたのはクレマンのPR係コフマンであった。クレマンの顧問弁護士ウェールスは 上演を差しとめようと考えるが、一応稽古を見てからにしたいと提案する。
 クレマンもそれに賛成し、コフマンを連れてグリニチ・ビレッジにある劇場へ おしのびで出かけて行く。ちようどそのとき舞台でアマンダ・デルというセクシーな 踊り子が歌をうたってから「ロリタ」ダンスを踊り出す。 ひと目でアマンダの美にうたれたクレマンはロフマンに彼女と夕食をともにできるよう手配してくれと頼む。
 プロデューサーのバーンズは億万長者クレマンによく似た芸人を探している。 それを知ったクレマンはアマンダに近づく方法としてその役を買って出る。彼はプロデューサーに 名前をきかれてとっさにアレキサンダー・デューマと答える。クレマンのことを失業中の芸人とのみ 思いこんでいるアマンダは、彼と親しくなるに従い、彼女が高校の卒業免状をとるために 夜学に通っていることや、金さえあれば女でも何でも買えると思っているクレマンのような 大金持を軽蔑することなどを語る。
・・・  (118分)

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