ガールハント

<The Honeymoon Machine>   (61年)

<スタッフ>
製作
監督
原作(舞台劇)
脚色
撮影
美術

音楽

<キャスト>
ファーギー・ハワード大尉
ジュリー・フィッチ
ジェーソン・エルドリッジ
パム・ダンスタン
フィッチ提督
テーラー信号兵
ポー・ギリアム少尉

ローレンス・ウェインガーテン
リチャード・ソープ
ロレンゾ・センプル・ジュニア
ジョージ・ウェルズ
ジョセフ・ラシェル
ジョージ・W・デービス
プレストン・エイムス
リー・ハーライン


スティーブ・マックィーン
プリジッド・バズレン
ジム・ハットン
ポーラ・プレンティス
ディーン・ジャガー
ジャック・ウェストン
ジャック・マラニー
 近代科学の先端を行く電子頭脳に、ミサイルの尻を追いかけさせるばかりが能じゃないぜ、 たまにはルーレット玉や女の子のお尻でも追わせたらどうじゃい、 というハリウッドらしい反逆精神がかっとばした笑いのホームラン。 フィラデルフィアのスニーク試写会で、88分間に268回どっと沸かせた生きのいい 青春コメディである。
 出演陣もまた新鮮、「荒野の七人」、TV「拳銃無宿」などのスティーブ・マックィーン、 「キング・オブ・キングス」でサロメに抜てきされた評判のティーンエージ・スター、 プリジッド・バズレン、「ボーイ・ハント」で売り出したノッポ・チームの ジム・ハットンとポーラ・プレンティス、この4人をめぐって、「二十才の火遊び」の 老巧ディーン・ジャガー、コメディアンのジャック・ウェストン、新進ジャック・マラニー等が好演する。
 原作はロレンゾ・センプル・ジュニアの舞台劇「ゴールデン・フリーシング」 (THE GOLDEN FlEECING)で、「姉妹と水兵」「土曜を貴方に」などのベテラン監督 リチャード・ソープの演出が、「バラ色の肌着」でアカデミー賞を受けたジョージ・ウェルズの脚本と共に 更に笑いを盛り上げている。
 撮影は「ローラ殺人事件」でアカデミ賞獲得のジョセフ・ラシェル、 音楽は「ピノキオ」でアカデミー歌曲賞受賞のリー・ハーライン、 衣装はおなじみヘレン・ローズのデザインである。  製作担当は「熱いトタン屋根の猫」や「ラブソデイ」のローレンス・ウェインガーテン。
 <梗概>  アメリカ軍艦エルミラ号が、電子計算機でミサイルの弾着を追いかけている最中、 勝負事には目がない海軍大尉ファーギー・ハワードは、ボー・ギリアム少尉などを相手に サイコロを振っていたが、ひょっと思いついたことがある。 乗組員からマックスの愛称で呼ばれている電子頭脳が、ミサイル弾着地点を、 何吋のところまで割り出し得るなら、ルーレットの回りぐあいを計算して、 金もうけの情報をひねり出しそうなものだというのである。
 善は急げとファーギーは、艦に配属されている民間人のミサイル専門家 ジョーソン・エルドリッジやギリアム少尉と語らい、艦隊がイタリーのベニスに入港した時、 さっそく実行にうつした。
 彼等は豪華なホテルに続き部屋をとった。そこからは港が、 そして軍艦エルミラが一目だ。寝室の窓に明滅信号器を取りつけ、ミサイル専門家ジェーソンは ただちにカジノへ出動、ルーレットと"つき"の関係を研究してホテルに連絡すれば、 信号器が点滅して艦の電子計算室にリレー、マックスはこれを消化して逆のコースで ジェーソンに指示をするのた。
 ファーギーが、マックスからの最初のレポートをホテルで待っている時、 娘が1人階を間違えて彼等の部屋にとび込んで来た。少女の美しさは彼の胸にグッと来たが、 こともあろうに雷おやじで通っているフィッチ提督の愛娘ジュリーと知って慌てた。 ・・・  (88分)

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