恋人よ帰れ

<Lover Come Back>   (61年)

<スタッフ>
製作指揮
製作

監督
オリジナル脚本

撮影
美術

音楽
編集

<キャスト>
ジェリー・ウェブスター
キャロル・テンプルトン
ピーター・ラムゼー
レベル・デービス
J・パックストン・ミラー

ロバート・アーサー
スタンレー・シャピロ
マーチン・メルチャー
テルバート・マン
スタンレー・シャピロ
ポール・ヘニング
アーサー・E・アーリング
アレキサンダー・ゴリッツェン
ロバート・クラットワージー
ジョゼフ・ガーシェンソン
マージョリー・ファウラー


ロック・ハドソン
ドリス・デイ
トニー・ランドール
エディ・アダムス
ジャック・オーキー
 「夜を楽しく」「ペティコート作戦」「九月になれば」など、一連のロマンチック・コメディで売出した スタンレー・シャビロの脚本を「階段の上の暗闇」の俊英デルバート・マンが監督したピンク・コメディである。
 主演のロック・ハドソン、ドリス・デイ、トニー・ランドールのトリオは、 前作の「夜を楽しく」が非常にヒットしたので再び顔を合せているが、 特にハドソンとデイのセリフのやりとりはウイットに富んだシャレたもの。
 助演は「ねずみの競走」の名優ジャック・オーキーや「アパートの鍵貸します」で抜擢されたブロンド美人の エディ・アダムス、「ボーイ・ハント」のジャック・クルスチェンなど。
 ドリス・デイが主題曲の「恋人よ帰れ」(Lwer,Come Back)と「この身を捧げようか」 (Should I Surrender)の2曲を歌っている。
 また彼女の衣裳を担当しているのはドリス・デイのお気に入りで「誰かが狙っている」でも豪華なデザインを 披露しているアイリーンである。
 監督のアルバート・マンはこのあとトニー・カーチス主演の「硫黄島の英雄」、ケーリー・グラント、 ドリス・デイ共演の「ミンクの手ざわり」の2作品を演出している。
 作曲をフランク・デヴォール、撮影はアーサー・E・アーリング。
 <梗概>  ニューヨークのマジソン街の広告センターは、広告代理業者が集まって契約獲得に狂奔する戦場だった。
 ブラケット・マタアルピン・ゲインズ広告社の有能な業務部長キャロル・テンプルトンは、 疲れを知らぬ仕事の虫で、折からバージニアのミラー・ワックス会社の社長 J・パックストン・ミラーが 広告代理店を決めるためにニューヨークに来たのを幸い、彼に面会して代理店契約を結ぼうとする。 ところが、同業のラムゼー商会の業務部長ジェリー・ウェブスターは、ミラーに酒と踊子の レベル・デービスを当てがって、ミラー・ワックスとの契約を横取りしてしまった。 憤慨したキャロルは、レベルをとっちめた上、ウェブスターの行為を商業道徳に背いたものとして 広告審議会に訴え査問会にかける手続きをした。
 ラムゼー商会の無能な社長ピーター・ラムゼーは、大いにあわてて、ウェブスターを責め、 レベルはキャロルのために査問会に証人として引き出されることになったので、 怒ってウェブスターにくってかかった。ウェブスターは苦しまぎれに、ビップという架空の商品を思いつき、 レベルをビップ・ガールにするといっておだて上げ、テレビ・コマーシャルを撮影したので、 レベルは喜んで単身査問会に出てウェブスターに有利な証言をした。
・・・  (107分)

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