いとしの殿方<My Man Godfrey> (57年) |
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<スタッフ> 製作 監督 原作 脚色 撮影 音楽監督 音楽 <キャスト> アイリーン ゴッドフリイ コーデリア アンジェリカ ブロック氏 フランチェスカ モリイ |
ロス・ハンター ヘンリー・コスター エリック・ハッチ エヴェレット・フリーマン ピーター・バーネイズ ウィリアム・バワーズ モリー・リスキンド エリック・ハッチ ウィリアム・H・ダニエルズ ジョセフ・ガーシェンソン フランク・スキナー ジューン・アリソン デビッド・ニーブン マーサ・ハイヤー ジェシー・ロイス・ランディス ロバート・キース エバ・ガボール ジェフ・ドネル |
この映画は1936年、当時人気のあった故キャロル・ロンバートと
ウィリアム・ポーエルの名コンビが主演し、諷刺の昧を効かせた洒落た喜劇として評判の高かつた
「檻棲と宝石」を色彩シネマスコープで再映画化したものである。
主役には都会的諷刺喜劇に独特の味を示すデビッド・ニーブン(八十日間世界一周)と、 明朗でおきゃんな昧を充分に発揮したジューン・アリソンを組み合わせ、マーサ・ハイヤー(野望に燃える男)、 ジェシー・ロイス・ランディス(泥棒成金)、ロバート・キース(風と共に散る)、 エバ・ガボール(画家とモデル)の豪華な助演陣を配している。 エリック・ハッチの原作小説をモーリー・リスキンド(ステージ・ドア)と 原作者が共同で脚色した原脚本をエバレット・フリーマン(百万弗の人魚)、 ピーター・バーニーズ、ウィリアム・パワーズの3人が戦後版に脚色し直した。 監督は「オーケストラの少女」「ハーヴェイ」でユニヴァーサルと馴染み深い巨匠 ヘンリー・コスターが当り、あか抜けした演出ぶりを見せている。 撮影監督は「夜の道」「間奏曲」のウィリアム・ダニエルズが担当、フランク・スキナーが作曲し、 音楽監督は、ジョゼフ・ガー |
シュンソンが当っている。
ビル・トマスのデザインになる数多くの独創的な衣裳は充分に眼を楽しませる。 <物語> ニューヨークでも指折りの富豪ブロック家では今日も有閑人種を集めてパーティが開かれている。 動物、植物、鉱物集めの催しで最も珍妙にして下等なものを出品した者に賞を与える趣向である。 同家の2人の令嬢、高慢で気取り屋の姉のコーデリアと負けん気の強い我儘な妹のアイリーンは、 日頃から事ごとに張り合っているが、この日も獲物を奪い合って高級車で追いつ追われつ 遂にイースト・サイドの場末まで来てしまった。 アイリーンはここで仔細あり気な髭面の浮浪者ゴッドフリイに会ったが、 彼の一と睨みでコーデリアが震え上がって逃げ出したのを見てすっかり喜び、 日当10ドルでパーティに出席して欲しいと頼んだ。 渋っていた彼は水上警察のランチに眼を走らせると急に考えを変えて同行を承知した。 ロング・アイランドのブロック家の客間は奇妙ながらくたが山と持ちこまれ、 司会のブロック夫人や居候のピアニストのビンセント等が審査を開始した。 ・・・ (92分) |