渚のデイト<Follow the Boys> (63年) |
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<スタッフ> 製作 監督 ストーリー 脚色 撮影 美術 音楽 <キャスト> ボニー・パラスキ トニ・デンハム ミシェール スミス(スミッティ) ピーター・ラングレイ ベン・ブラドビル中佐 ビル・パラスキ リズ・プラドビル |
ローレンス・P・パックマン リチャード・ソープ ローレンス・P・パックマン デービド・T・チャントラー デービド・オスポーン テッド・スケイフ ビル・アンドルース ロン・グッドウィン アレグザンダー・カレッジ コニー・フランシス ポーラ・プレンティス ダニー・ロバン ラス・タンブリン リチャード・ロング ロン・ランデル ロジャー・ペリー ジャニス・ペイジ |
南仏からイタリアにかけての地中海沿岸、世界で最もロマンチックな港々を背景に、
アメリカ第六艦隊所属、ロマンスメーカーのセーラーさんたちや、彼等を鴎のように追いかける恋人や
奥さん連をめぐってくりひろげられる、ロマンチック・コメディの傑作で、
「かわいいベイビー」「ヴァケイション」など最近のヒットをとばしているコニー・フランシスが、
次の4曲をうたい、中でも主題歌「渚のデイト」(FOLlOW THE BOYS)は、日本語で吹き込んでいる。
FOLlOW THE BOYS(渚のデイト) WAITING FOR BILLY(いとしのビリー) TONIGHT'S MY NIGHT(月影で愛して) ITALIAN LULLABY(イタリアン・ララバイ) 主な出演者は、すでに「ボーイ・ハント」でコメディエンヌとしても太鼓判をおされているコニー・フランシス、 「ボーイ・ハント」「ガールハント」などのポーラ・プレンティス、「パリジェンヌ」「素晴らしき恋人たち」などの フランス女優ダニー・ロバン、「ウェスト・サイド物語」のラス・タンプリン、 「ママは腕まくり」のジャニス・ペイジ、「キング・オブ・キングス」のロン・ランデル、 「命知らずの男」のリチャード・ロングらが、明るく楽しいムードを盛り上げている。 ストーリーは製作者のローレンス・P・パックマンが書いたもので、「ガールハント」「戦略泥棒作戦」などの ベテラン、リチャード・ソープが監督した。 撮影は、ニースやカンヌはじめ、リビエラ一帯で行われ、「ライオン」のテッド・スケイフが撮影監督に当った。 | <梗概>
ここは地中海、南フランスの港カンヌ。先ほど入港してきたアメリカ第六艦隊が、
どうしたことか、回れ右してさっさと港から出て行くところだ。
つぶらな目をしたおしゃべり鴎が、あたたかい陽光を一ぱいに浴びて、高く低く飛び交っていた。
一方陸上でも、目を光らせた、おしゃべり鴎の他の一群が、一人の将校をつかまえて、 盛んに質問をあぴせていた。この鴎は、艦隊の将兵を追う、彼らの恋人や奥さんたちで、 まんまと肩すかしを喰わされたのだから無理もない。つかまった将校こそ大迷惑、 鴎たちは艦隊の行く先をつきとめるまでは、てこでも動こうとしない。 その中に、駆逐艦メイトランド号を追っかける4人の鴎がいた。 次の港がイタリアのサンタ・マルケリータとわかると、旅は道ずれとばかり、一緒に出かけることにした。 この方が安あがりだし、危険も少ないわけだ。 この4人の面々を紹介しよう。まず第一に、人なつっこくて元気者のポニー・パラスキだ。 彼女には初めての鴎旅行だ。夫は一等レーダーマンのビリー・パラスキで、 2人が結婚式をあげて1時間もたつかたたぬうちに、緊急命令で持って行かれてしまった。 だから、妻の場所は家庭の中だと信じている堅ぶつの夫とわかっていながらも、鴎にならずにはいられなかったのだ。 お次は、海軍中佐ベン・ブラドビルの良妻、心あたたかく親切なリズである。これで何回目か、 鴎旅行のベテランだが、今度こそ最後の旅にしたいものだと願っていた。もう10年間の鴎ぐらし、 夫にここらで陸上勤務に転向してもらい、家庭団らんの夢の実現を・・・ (97分) |