独身アパート

<Bachelor Flat>   (61年)

<スタッフ>
製作
監督
原作

脚色

撮影
美術

音楽
編集

<キャスト>
リビー
マイク
ブルース教授
ヘレン
グラディス
ポウマン博士
リズ
ロバーツ夫人

ジャック・カミングス
フランク・タシュリン
バッド・グロスマンの舞台劇
「独身者の家」より
フランク・タシュリン
バッド・グロスマン
ダニエル・L・ファップ
ジャック・マーチン・スミス
リーランド・フラー
ジョニー・ウィリアムス
ヒユー・S・ファウラー


チューズディ・ウェルド
リチャード・ベイマー
テリー・トマス
セレスト・ホーム
フランセスカ・ペリニ
ハワード・マクニア
アン・デル・ゲルチオ
ロクサン・アーレン
 最近「ママは二挺挙銃」を手がけたジャック・カミングス製作で、バッド・グロスマンの有名な舞台劇 「独身者の家」の映画化。「ひとこと云って」「底抜けシンデレラ野郎」等喜劇を得意とする フランク・タシュリンが演出した。脚色はフランク・タシュリンが原作者バッド・グロスマンと協同で当った。
 監督フランク・タシュリンは1913年ニュー・ジャージーに生れた。初めは漫画家で、 レオン・シュレシンガーやウォルト・ディズニーとスクリーン・ジェムのために漫画を描いていたが、 後に脚本家に転向し、「スケルトンの就職騒動」「腰抜け二挺拳銃」「泣き笑いアンパイア」等 喜劇の脚本を書き、52年から監督をも兼ねるようになった。監督作晶に「腰抜け二挺拳の息子」 「奥様は芳紀17才」「画家とモデル」「スカートをはいた中尉さん」「女はそれを我慢できない」 「行ったり来たり」等がある。
 音楽はジョニー・ウィリアムスが担当し、「恋をしましょう」のダニエル・L・ファップが撮影した。
 出演者は「青春の旅情」「嵐の季節」で売り出した新星チューズディ・ウェルド、 「アンネの日記」で売り出し、最近「ウェストサイド物語」に出演して大いに売り出したリチャード・ベイマー、 イギリス舞台の出身コメディアンで、「親指トム」に出演したテリー・トマス、「イヴの総て」1上流社会」の セレスト・ホーム、バレリーナで最近「ウェストサイド物語」に出演したフランセスカ・べリニ、 「地球の危機」のハワード・マクニア、「バグダッドの魔術師」にちょっと顔を見せたアン・デル・ゲルチオ、 フォックスの THE BEST THINGS IN LIFE ARE FREE に出演し、TVで活躍しているグラマー女優ロクサン・アーレン、 舞台出のアリス・ラインハート等である。
 <梗概>  ブルース・パターソンはカリフォリニア大学の考古学教授である。彼はイギリス人であり、 また大へんなハニカミ屋であるというので、女生徒たちの憧れの的である。だから、 彼がファッション・デザイナーのヘレン・プッシュミルと婚約したことが、ラジオで発表されると 女生徒たちが騒ぎ出す。
 ある日、パターソン教授が麓義を終えてから、最近彼がヘレンから借りた海岸の家へ帰って来ると マイク・ボラスキーとその愛犬ジェシカが待ちかまえている。マイクは法科の学生で、 近所に駐車させてあるトレーラーに住んでいたのだが、ヘレンの許しを得て無料でリビング・ルームに 住むことになったのである。
 その夜、パターソン教授がパーティに出るため着がえをしていたとき、リビー・ブシュミルという 17才の娘がおしかけて来る。リビーはヘレンの娘で、ある寮制学校に入っているのだが、 母親恋しさに寮をぬけ出してやって来たのであった。だが当の母親ヘレンはパリへ用達しに出かけて留守であった。 パターソン教授は婚約したヘレンにリビーのような若い娘があるとは夢にも知らない。
 無断で入って来たリビーが家の中でコソコソやっているのをやがて教授が発見してぴっくりする。 教授は、てっきり、自分に憧れをもつ女生徒の一人がやって来たのだと早合点し、電話で警官を呼ぼうとする。 すると狼狽したリビーが、自分は学生ではない、空腹なので食物を盗みに来たと云う。母親ヘレンが 教授に、連れ娘があることを内緒にしていることを知っているリビーは自分の身分を明かそうとしない。 やがてリビーは、自分は少年鑑別所から脱走して来たなどとデタラメを云う。教授はリビーに同情し、 ・・・  (92分)

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