バラの肌着

<Designing Woman>  (57年)

<スタッフ>
製作
 監督
原案
 脚本
撮影
美術

音楽
編集
作詞
作曲
音楽演奏

<キャスト>
マイク・ヘイゲン
マリラ・ヘイゲン
ロリ・シャノン
ネッド・ハマースティン
ザカリイ・ワイルド
マキシー・スタルツ
チャーリイ・アーネッグ
ジョニイ "O"

ドア・シャーリー
ヴィンセント・ミネリ
ヘレン・ローズ
ジョージ・ウェルズ
ジョン・アルトン
ウィリアム・A・ホーニング
プレストン・エイムズ
アンドレ・プレヴィン
アドリアン・フェイザン
ジャック・ブルックス
アンドレ・プレヴィン
ジャック・コール


グレゴリー・ペック
ローレン・バコール
ドロレス・グレイ
サム・レヴィーン
トム・ヘルモア
ミッキー・ショーネシー
ジェシー・ホワイト
チュック・コナーズ
 聖林の瀟洒な住宅地ビバり−・ヒルズ、近代都市ニューヨークと悪徳ボスの暗躍するボストンを 舞台に、この映画は軽快なタッチで展開する。恋をすると食欲が旺盛になる女流ディザイナーと 人の良いTVスター、スポーツ記者と拳斗ボスを登場させてきまざまの企み事を描いた 明るいソフティケートな喜劇である。
 主演は「灰色の服を着た男」「白鯨」のグレゴリイ・ペック。 「蜘蛛の巣」「風と共nに散る」のローレン・バコールの初顔合せに、 「いつも上天気」のドロレス・グレイで、その他舞台劇「野郎どもと女たち」のサム・レヴィン、 舞台劇「マイ・フェア・レディ」で好評を得たトム・ヘルモア、「縄張り」のミッキー・ショーネシーが、 この映画で初めて大役を与えられており、変った処では「魅惑の巴里」を担当した名振付師 ジャック・コールが出演、ミュージカル・ナムバーの振付も担当している。
 M・G・Mの名衣裳ディザイナー、ヘレン・ローズの原案から 「ジュピターの恋文」(末輸入)の原作を担当したジョージ・ウェルズが脚本を担当した。 ヘレン・ローズはこの映画の為に、実に132者の衣裳を製作させているが、 随所にみられるトップ・モードはこの映画に鮮やかな色彩りを添えるものである。 撮影は「お茶と同情」のジョン・アルトン。 音楽を「必殺の一弾」のアンドレ・プレヴァンが担当した。
 監督は「炎の人ゴッホ」のヴィンセント・ミネリ、製作はドオレ・シアリイである。
 徹頭徹尾喜劇で、強力な配役を持ったこの作品は、オリヂナル脚本の部門で、1958年度 アカデミー賞を獲得している。
 <物語>  ゴルフ・トーナメントの富籤で、1,200ドルの賞金を獲得した、ニューヨークのスポーツ記者 マイク・ヘイゲンは、ヒルズ・ホテルで馬鹿騒ぎをやった。その為、編集長のネッド・ハマーステインに、 トーナメントの記事を電送したかどうか、丸っきり記憶がない。気づいたのは翌朝で、 二日酔いで朦朧とした頭をかかえこんで了つた。
 その後、ホテルのプール・サイドで、マイクはブロンドの美人から話しかけられた。 マリラ・ブラウンで、昨夜マイクに頼まれてニューヨークに電文を送ったと彼女は云うのだ。 そして、マイクが夢中で渡した700ドルの金を返そうとした。
 マイクも勿論、金は受取れない。とにかく大切な記事は電送されたことが分って、 すっかり楽しくなった彼はマリラとカリフォルニアの陽光を浴びて遊び廻つた。 最後にレストランで夕食をとったが、マリラは此処で驚くべき食欲をみせて、 マイクを唖然とさせた。実はマリラは恋をすると、食欲が旺盛になるのだ。 勿論、マイクも彼女に強く惹かれていたが、別に食欲と関係しないだけである。
 2人は結婚し、飛行機でニューヨークに帰った。途中、彼女は化粧室から 素晴らしいドレスを着て現れた。その時、マイクはニューヨークの トップ・ファッション・ディザイナーと結婚した事に気づいた。
 マイクのアパートに帰ってから此処でも以前から深い仲だつたミュージカル女優 ロリ・シャノンの写真を飾っていたのに気づいて、慌てて破らなければならなかった。 ・・・    (118分)

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