七面鳥艦隊<All Hands on Deck> (61年) |
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<スタッフ> 製作 監督 原作 脚色 撮影 美術 歌曲・作詞 作曲 音楽 <キャスト> ドナルト中尉 ガーフィールド オガラ少佐 サリ−・ホブソン |
オスカー・ブロドニー ノーマン・タウログ ドナルド・R・・モリスの小説より ジェイ・ソマース レオ・トーバー ジャック・マーチン・スミス ウォルター・M・サイモンズ レイ・エバンズ ジェイ・リビングストン シリル・J・モックリッジ パット・ブーン バディ・ハケット デニス・オキーフ バーバラ・イーデン |
ロング・ビ−チの海事基地を舞台とする徹底したナンセンスと風刺を盛りこんだ、
ミュージカル・ドタバタ喜劇。ドナルド・R・モリスの小説の映画化で、
ジェイ・ソマーズが脚色し、最近「GIブルース」を手がけたノーマン・タウログが演出した。
監督ノーマン・タウログは1899年、シカゴで生れた。12年に俳優として初舞台を踏み、 ブロードウェイの舞台にも立った。映画入りは17年、ニューヨークのIMP撮影所に入り、 後ハリウッドヘ移り、小道具係から二巻物の喜劇の監督となり、やがて劇映画の演出家となり、 パラマウントで数々の優れた児童ものや喜劇を作った。戦後も「少年の町」「感激の町」 「始めか終りか」「逃げた花嫁」など監督作品が紹介され、また最近では 「底抜け」ものを沢山出している。 製作は名作「ハーヴェイ」や「グレン・ミラー物語」などの脚本を書いた オスカー・ブロドニーが当っている。 音楽は「燃える平原児」のシリル・J・モックリッジが担当。なお、 この映画の中でレイ・エバンズ作詞、ジェイ・リビングストン作曲の主題歌「全員甲板へ」をふくむ4曲が紹介される。 撮影監督は「地底探検」のレオ・トーバーである。 主演者は最近「地底探険」に出演し、ミュージカルでは「恋愛候補生」に出演した パット・プーン、舞台とTV出身の喜劇俳優バディ・ハケット、同じく喜劇俳優で テレビの方でおなじみとなり映画では「決戦奇襲部隊」に出演したデニス・オキーフ、 「燃える平原児」で紹介された新星バーバラ・イーデンで、「ゆきすぎた遊び」の ウォレン・バーリンジャーその他が助演している。 | <梗概>
ここはロング・ビーチの海軍基地。戦車揚陸用特務艦クレア・カウンティ号が
改装のため停泊中である。艦長オガラ少佐は、きわめてノンビリした人で釣りばかりしている。
水兵の一人イーグル・ガーフィールドはインディアン出身で、いつも帽子に羽根をつけているが、
仲々の愛嬌者であると同時に、海軍きっての大金持である。
このインディアンのガーフィールドが港の映画劇場で西部劇を見ているうちに急に暴れ出し、 手にしていたトマホークでスクリーンを破り、座席にキズをつける。 西部劇のある場面で多勢のインディアンが殺されるのを見てフンガイしたのであった。 劇場からの知らせにより、オガラ少佐の部下ドナルド中尉がラッシュ少尉同道で駈けつけ、 ガーフィールドをとり押えようとして、偶然アリゾナ州フィニックスから来た美人記者 サリー・ホブソンに会う。ガーフィールドが起した騒動は、結局、大金持の彼が劇場に損害賠償をし、 ビントル司令官が劇場主に謝罪したので円くおさまる。 だが、このためオガラ艦長はビントル司令官からお目玉を頂戴し、ドナルド中尉は部下の 監督不行届ということで責任をとわれる。 それから間もなくオガラ艦長は休暇をとりニュー・メキシコへ釣りに行き、 ガーフィールドも同じく休暇をとり飛行機で郷里オクラホマへ出発する。 ドナルド中尉は艦長代理として艦にとどまりクリスマスを迎えることになる。 そこへ劇場で偶然会った美人記者サリーがガーフィールドの記事をとるためにやって来る。 ドナルド中尉は、サリーと夕食を共にし、・・・ (100分) |