僕は御免だ<But Not for Me> (59年) |
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<スタッフ> 製作 監督 原作 脚色 撮影 美術 音楽 編集 <キャスト> ラッセル・ウォード エリノア・ブラウン キャサリン・ウォード ジュレミー・マクドナルド ゴードン・レイノルズ |
ウィリアム・パールバーグ ジョージ・シートン ウォルター・ラング サムソン・ラファエルスンの戯曲 ジョン・マイケル・ヘイズ ロバート・バークス ハル・ペリーラ アール・ヘドリック リース・スティブンス アルマ・マクローリー クラーク・ゲイプル キャロル・ベイカー リリー・パルマー リー・J・コッブ バリー・コー |
「先生のお気に入り」に次いでクラーク・ゲイブルが主演するパラマウント調にあふれた
軽妙な都会喜劇。
製作は「先生のお気に入り」と同じく、ウィリアム・パールバーグとジョージ・シートンのコンビ。 サムソン・ラファエルスンの戯曲を「裏窓」「泥棒成金」「知りすぎていた男」の ジョン・マイケル・ヘイズが脚色し、「王様と私」「ショウほど素敵な商売はない」の ウォルター・ラングが監督した。 撮影は「めまい」「裏窓」の名手ロバート・バークス、 音楽は「乱暴者」「びっくり仰天」のリース・スティブンスが担当している。 なおアイラ・ガーシュイン作詞、ジョジ・ガーシュイン作曲の "私には縁がない" がエラ・フィッツジェラルドによて唄われている。 出演者はクラーク・ゲイプルのほか「ベビー・ドール」「大いなる西部」のキャロル・ベイカー、 「制服の処女」「モンパルナスの灯」「外套と短剣」のリリー・パルマー、 「12人の怒れる男」「拳銃の罠」のリー・J・コッブ、「青春物語」のバリー・コーが共演している。 | <梗概>
精力的なブロードウェイのプロデューサー、ラス・ウォードは仕事に生きる男で、
若くて美人の秘書エリー・ブラウンの魅力にはまるきり気付かなかった。
エリーには、同じ演劇学校に学んでいるゴードン・レイノルズというハンサムなボーイフレソドがいたが、
ゴードンには眼もくれず、自分の歳の2倍にもなるボスのラスに熱をあげていた。
ラスの事務所にはキャサリンという、離婚した前の妻が出入りしていた。
彼女はラスから毎月貰う離婚手当を貯め、それをラスの芝居に投資するつもりだった。
そのためラスの行動を "監視" するのがうわべ上の理由だったが、本当はまだ、ラスに未練があるからだった。
ラスの事務所はいつも俳擾、新聞記者、訪問客がひっきりなしにつめかけ、電話が鳴り響き、 まるで戦場のような騒ぎを呈していた。ラスは顧問弁護士やマネージャーの忠告を無視して、 作品の不振から今は飲んだくれになってしまっているビューリッツァ賞受賞作家マクドナルドの 新作を上演することになり、資金集めに走り廻っていた。 ・・・ (105分) |